目的と手段が違ってはいないか(図書館喫茶)

筑波大学新聞の最新号の1面に図書館喫茶の記事が載っていました。
そこに図書館喫茶は「ドトール」と「スターバックス」の2店で迷ったものの、平均価格が100円ほど安い「ドトール」ではなく、最終的には「スターバックス」に委託されることになったと書かれていました。理由は「社員教育がしっかりしていそうだったから」とかだった気がする。*1
  
なぜ「ドトール」ではなく「スターバックス」なのでしょう??
そもそも大学図書館に喫茶を導入する理由が、「学生の憩いの場になること」と「館内の飲食を止めてほしいから」だったはず。(その新聞の記事によると)
それが達成されるには、学生が一番利用しやすい喫茶であるべきです。なのになぜ値段の高い「スターバックス」なのでしょうか。貧乏学生としてはまず1に値段が問題であって(そもそも喫茶店というもの自体高くてあまり利用しないけど)100円も高い「スターバックス」と「ドトール」だったらどちらが学生のためであるかは明確なはず。
スターバックス」は確かにおいしいし、私もどちらかというとスタバの方が好きですけど、それは日々の生活の中でほんのたまにの贅沢のためであって、ほぼ日常的に利用する図書館に設置されて使ってねといわれても財布的に厳しい。スタバで一杯コーヒー飲む値段で学食でいつもより豪華なご飯食べれるのに。

正直「スターバックス」よりいくらか安い(らしい)「ドトール*2の方がよかったし、それよりももっと経済的なものがよかったというのが感想。大学図書館に喫茶店を設置する云々は棚に上げて、ですけど・・・
  
そもそも筑波大学大学生協ががないのが不便すぎる。*3
大学内で普通のお店出したって採算なんか取れるわけがない。それがわかりきってるから大学生協があるのだし、実際大学内の普通のお店は経営不振で撤退だし。学食は良いとはいえない(てか高い)し、筑波大学は近辺に比較対象がないから学生もああいう環境で不満に思わないけれど、決して良い環境とはいえないと思うんですよね
ほかの大学の学食とかと値段の統計とって比較してみると非常に面白いと思う。*4
生協を作らないっていう理念はまあ筑波大学設立の理由が理由だから仕方ないと思うけど、その理念を貫き通すならもうちょっとなんとかして欲しいなぁ。図書館喫茶だって、大学生協が一杯100円のコーヒーを提供する場所を作ればそれが一番図書館喫茶としてふさわしいんじゃないかと思う。
  
要は「目的」と「手段」の食い違いが気に食わない。学生は質よりも量、給料もらって働いてる大学の先生と違って月末にはその日のご飯にさえ困る人もいるんだから(とくに筑波という環境上)サービス云々にこだわる前に金銭面を考えて欲しかったというだけです。
実際サービスが始まって、学生が思ったより裕福でたくさん利用されるかもしれないんじゃないかとかはやってみないと分からないけれど。
  
  

追記(12-24)

某私大の生協の学食の一番安いメニューはうどん類の180円からなんだとか。勉強もできる広い喫茶室では80円から紅茶が飲めて憩いの場なんだとか。
うーん、一貧乏学生としてはそりゃスタバなんかよりラウンジの紙コップ式の自販機の方がよっぽどうれしいしブランドなんか気にする前に今月の生活費をどうにかしたいんだけどな。そこんとこはやっぱりお偉いさんとかと感覚が違うんだろうなー
  
まあそういう話はおいといても、筑波はほとんどの学生が親元を離れて自活しているという特殊な環境にあるにもかかわらず、そういったサポートが欠けているんじゃないかと思う。
大学生なんだから自分のことくらい自分で面倒見ろよって思うかもしれないけれど、つい昨日まで親に起こしてもらいながら高校行ってたがきんちょにいきなりそんなこというのは無理がある。お金がある私大並にサービス豊かにしてとは言わないけれど、もうちょっと考慮に入れてくれてもいいんじゃないかなぁとか思うのですよ。
筑波っていると何にも不思議に思わないけれど、外から見ると異常な空間だっていうのがよく分かる。。

*1:手元に新聞がないのであいまい。なんか理念とかがしっかりしているからとかだったかも

*2:実際に利用したことはないのでよくわからない。スタバに比べたらというだけなのかも

*3:大学生協の全国総会がつい最近筑波(大学ではない)で行われたらしい。なんという

*4:それをやって筑波が改善されるなら喜んでするけど