マンガで分かる統計学

マンガでわかる統計学

マンガでわかる統計学

マンガでわかる統計学 因子分析編

マンガでわかる統計学 因子分析編

学校の購買で立ち読みしたんだけど、これが意外と面白い。
主人公の女子高生ルイは、たまたま家にやってきたお父さんの会社(マーケティング会社)の後輩に一目ぼれする。その人と仲良くなるために統計学の勉強をしたいと言い出すが、やってきたは家庭教師は一目ぼれした人ではなく、ださい眼鏡のずぼらな山本先生で・・・
っていう、王道ストーリーなんですが、やっぱり王道ストーリーっていいですよね。最後は実は憧れの人は結婚していて、落ち込んだ主人公をはげます山本先生の眼鏡が外れて実は美形だったと分かるというこれまた王道。
主人公が単純明快な元気娘で感情移入しやすく好感が持てるし、ダサ眼鏡の先生も違う靴はいたりいつも同じ服だったりオタクだったりするけど、へたれで一生懸命で見ていて可愛い。
続編の因子分析編では、1年後(2年後?)すっかりらぶらぶになったルイと山本先生だったけど、ルイパパの策略で山本先生が出張で海外に飛ばされてしまう。ルイは山本先生にちょっとでも近づくために因子分析の勉強をすると言い出し・・・といった感じ。最後は勿論でれでれのハッピーエンド。
しかもこの作画の漫画家さん、近頃の漫画ではありえないほど人体描写が上手くて、むしろデッサンの勉強のためにこの本が欲しくなってしまった・・・。ストーリーも面白かったし、ルイと山本先生の続きが気になってついつい読んでしまったという。
あ、もちろん統計の話は分かりやすかったです。参考書で理解に詰まったら読んでみるといいかも。
  
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マンガでわかる統計学 回帰分析編

マンガでわかる統計学 回帰分析編


追記

なかなかこのシリーズ評判が良いらしくて、いろいろ書評を読んでみました。
みんな統計の話ばかりでふもってぃみたいに統計以外に触れている人はいない。そりゃそうだ(- -;
統計に関してはどこも分かりやすいと絶賛していました。
だがしかし
この絵柄が「萌え」系なんていう人はここ30年近い漫画を全部読み返してくればいい。絶対違うから。「萌え」系漫画絵なんていうのは目ばかりでかくて体のデッサンが全くなっていない(デッサンが神がかっている漫画家や絵描きさんもいる)男の理想を詰め込んだような絵のことだから。
むしろこの人は昔の児童書や学習雑誌向け漫画っぽい絵。(今は児童書も萌え系が多い)今の萌え絵とは正反対だしいまや希少価値的な絵柄ですよー