近況と携帯小説

テスト前はみんな綱渡り状態です。ふもってぃ*1もレポート3つともまだ終わってません。提出明日なんですが!
…というのも、先週末全然手をつけられなかったのが原因です自業自得です。
さらにふもってぃの悪い癖は、例えば勉強して夜中の3時になったとして、寝なきゃやばい!と思って勉強やめるのにそこから1時間ネットしてしまうことです。馬鹿だろー。*2
  
意味もなく必要もなくネットをするので、携帯小説なんかもたまに読みます。あの噂の携帯小説(笑)です。
携帯小説談義は遠巻きに見てたのですが、やっぱり批判されてるのが多いですよね。スイーツ(笑)とか。この「(笑)」って嘲る*3意味合いがあると思いますし、やはりよく思われてはいない。
ふもってぃはまだ恋空の上巻ぐらいしか読んでいないのですが、正直に言いましょう、時間も忘れて読みました。テスト前だったのに3時間潰しました。ここまではまって読めたのは少なくとも大学入って初めてです。半分まで読んで、続きを読んだら(時間的な意味で)人生後悔すると思ったのでやめました。
  
で、なんかしっかり考えようとしたらまたgdgd長くなっちゃうので個人的な意見になりますが、私は携帯小説は女子高生的官能小説という話に大賛成です。*4女子高生的、というよりも、「女性的」官能小説のほうがしっくりくるかな。
だから、そこここで携帯小説(笑)とか文学云々と批判しているのをみているととても違和感を感じます。
だってフランス書院文庫の本で文学的批評なんかするんですか?男性諸君。「熟女」とか「女子高生」とかどうどうとタイトルについている本に対して、文章の書き方があーだこーだなんて言わないですよね。だってその本の目的は別のところにあるのですし。
確かに文法的な意味合いで、官能小説は文章として成り立っているけれど携帯小説は成り立っていないという点はあります。しかしそれは些細な点ではないかというのが、普段そういったことを気にしないふもってぃの意見です。官能小説だって、そういう書き方で目的が達成されるからそう書いているのであって、「女性的官能小説」にはあの書き方が一番適しているんじゃないでしょうか。読者にもっとも心理的共感を与えやすいという意味で。官能小説も、メインを前に長ったらしい描写ばかり続けていると醒めちゃうんじゃないかな。
また「女性的官能小説」の目的が『泣ける』という点にあるという話もありますが、ふもってぃはこれはもっと大雑把にみたいです。『泣ける』だけでない話でも、女性が共感する話はあるんじゃないでしょうか。いわゆる「王道漫画」などでのストーリーとか。*5
ふもってぃは普通の小説も読むほうですが、例えば江国香織よしもとばななの本は読後になんともいえない思いがあって、読んでよかったなぁとしんみり思いますが、携帯小説はそれとは比べ物にならないくらい引き込まれたのも事実です。それが人の性質によるものなのか、女性的感覚だからなのかわかりませんが、もしかしたら男性が官能小説に夢中になるのと同列なのかもしれません。
だから携帯小説大学図書館に入っていなくても、それはフランス書院文庫大学図書館に所蔵されていないのと同じ感覚だとふもってぃは思っています。(大衆小説の研究目的なら所蔵するかもしれませんが)
  
と、ここまであーだこーだ言いましたが、おそらく携帯小説の作者さんは、最近のはどうであれ、きっと最初は何にも考えていなかったんだと思います。ただ書きたいことや伝えたいことを思うがままに書いて、それが思いのほか大勢の読者の共感を得たからここまで話題になっただけで。それを小説じゃないとか文学的じゃないとかスイーツ(笑)とか批判するのはお門違いじゃないかと思ってしまいます。官能小説やエロゲだって女性から見たらばかばかしい内容なんですし。*6ふもってぃは負けず嫌いで天邪鬼なので、携帯小説を小難しく批判しようとするなら、じゃあこっちはフランス書院文庫を小難しく批判しましょうかという気分になります。読んだことないですが。
  

*1:なんとなくid呼び。以前何と読むのか聞かれたことがありますが、「ふもってぃ」といいます。数字に意味はありません。

*2:でもハム速の親父スレがあまりにも切なかったんだ

*3:イメージ的に( ´,_ゝ`)プッ こんな感じ

*4:http://d.hatena.ne.jp/i-Ag/20071208/p1i-Agさんのエントリで知りました。

*5:はいからさんが通る」も王道の話(最初は気が合わない→次第に惹かれあう→気持ちが通じたところで引き裂かれる→相手死亡疑惑→偶然再会→しかし記憶喪失&ライバル)ですがふもってぃは好きです

*6:それが出版されてベストセラーになったのはまた別の問題ですし、社会学的な考えは面白いです