喘息について

結局今日も本学に行けなかったので、これを機に一度詳しく調べてみようと思う。

喘息

  • その歴史

医学的に解明される1960年代までは「心の病気」なんていわれてたらしい。酷い。
ちなみに、有名な四日市ぜんそくの患者が急増したのが昭和35年、つまり1960年あたりからなので、ちょうどその時期に喘息の病気自体も理解されだした。
でも当時は病気だと認識され始めた段階で、有効な治療方法も確立していなかった。

  • 喘息とは

喘息は「慢性的な気管支炎」。これも最近になって分かってきたことだが、喘息患者は一時的な気管支炎で発作を起こすのではなく、普段から気管支が炎症を起こしている。
喘息には児童に多い小児喘息と、成人喘息がある。小児喘息は大人になると自然に治るが、成人喘息は完全に治療する、といったことはほぼ不可能。

  • 原因

喘息の原因には主に2種類ある。
アレルギー喘息:ダニや花粉、ほこりなど、他のアレルギーと同じ原因で喘息を起こしてしまう。小児喘息の9割がこのタイプ。
非アレルギー喘息:外界からの刺激で喘息を起こしてしまう。タバコの煙や気温の変化など。成人喘息の半数以上がこのタイプ。

  • 診断

ピークフローメーターといって、気管支の広がり具合を計って喘息かどうか診断する、という手段があるらしいが…
喘息は大きな音を出すので、たいがい聞くだけで分かる。

  • 治療方法

その1。誘引物質を遠ざける。
つまり予防するということ。アレルギー型なら部屋を清潔にする、動物は飼わない。
非アレルギー型ならタバコを吸わない、風邪を引かない、運動しない。
喘息患者の中年女性の10%はアスピリンという解熱剤で発作を起すらしい。怖いなあ。
その2。とにかく薬。
昔とは違い、今は喘息の治療薬もいっぱいある。

吸入ステロイド薬:今一番使われている薬。ステロイドだけど、副作用はあまりない。炎症を抑えるのに有効だが、喘息の発作が起きた時には、気道を刺激して逆に発作をひどくしてしまうこともあるため、吸入ステロイドは使わない…って、初めて知った。。これが原因か

経口ステロイド薬:気管支の炎症を急速に抑え込む、非常に有効な薬。2週間くらいまでなら大量に服薬してもまだ問題はない。

抗アレルギー薬:アレルギー喘息の場合、炎症を抑えるのに有効。発作を抑える効果はない。

気管支拡張薬:発作を鎮めるための薬。最近は長時間効き目が持続するタイプも開発された。病院とかでする吸入とか。


引用・参考(喘息 | e治験.com



喘息になると、一回の呼吸で肺に入る酸素が半分以下になる。
これはとても苦しい。症状が酷いときは何回吸っても酸素が肺に入ってこない。まるでずっと水の中に沈んでいるような気分になった。一人になって薬もないときに一回かかって、あのときはさすがにこのまま死ぬのかと思った。
軽いときでも、酸素の量が通常の7〜8割程度に落ちる。だから、普段だったらなんともない運動とかできない。階段上るだけで息が切れるし、自転車をこぐ、というのも多分辛い。
でも歩いたり、授業受けたり、普通に生活する分には何の問題もないんだけどね。だから半分はさぼり(笑)


一回発作が起きれば、三ヶ月は薬を飲みなさいといわれる。
…それを律儀に守っていれば、成人喘息にはならなかったかもしれないのになあ。自業自得だ。