妄想・図書館「窓口」化計画−過疎地利用者のために−

最近ブラ1*1に乗り損ねたことを絶賛後悔中なふもってぃです。久しぶりにただの思い付きをしゃべる企画です。
  
さてさて、図書館雑誌の2008,3を読んでて、日図協が出した「新しい時代を切り開く生涯学習の振興方策について・答申素案」に対する意見*2の「3.図書館を整備する具体的な施策を実施すること」の項で彼らは「諸外国と比較して日本の図書館はまだまだ少なく、可住地面積に基づいた整備目標を提議しており、その目安として中学校区を単位に整備すること」を要求しています。
いやいや、そんなお金どこにあるんですかー。ただでさえ建設費やランニングコストどころか蔵書をそろえるお金も馬鹿にならないのに。*3そんなことより私は魚が食べたいですよ。
と、心の中でつっこみつつ、でも図書館が遠いと確かに不便。そこで何かいい対策はないかなぁと妄想真面目に考えてみたわけです
 

図書館「窓口」の設置を考えてみる

  
図書館「窓口」とは何か?――それは、図書館の支部。のようなイメージ。個別に持つ蔵書はなく、基本的にはシステムと人と端末、揃えて参考図書などがあるくらい。
利用者はオンラインシステムで図書館の本の貸し出し手続きをし、リクエストのあった本を図書館は即日発送して、手続きをした翌日には「窓口」で受け取ることができるシステム。
図書館と利用者の間に一つ中継地点を置く形になるけれど、これなら図書館が遠くて通えない人でも、図書を借りることができる。
  
図書館で大事なブラウジング機能がないんだけど?
→オンラインブラウジングシステムとか、意外と作れるんじゃないかと。こんなかんじで。テーマごとに出して、背表紙と表紙は見れるようにしておく。中身は著作権的に見れなさそうなので、代替策として、貸出冊数に関係なくテーマごとに何冊か余計にリクエストできるようにして、「窓口」で内容を吟味できるようにしたり。
  
タイムラグがあるよ?
→オンラインで即日リクエストできるから、実際予定合わせて図書館行くより速いんじゃ?
  
配送料は?
→新しく図書館を建てるよかマシ。だと思う。
利用があればあるほど量は気にならないだろうし、実際市内の図書館間でも毎日やってるし
  
既存の宅配サービスとどう違うの?
→ついさっき気づくまで、既存のサービスとか全く考慮していなかったわけですが。
まぁ、サービスではなくそれが「図書館」だという点かなぁ。最寄の図書館が近くにない(地理的に)とき。新規設置が望ましいがそれができない場合の代替策。原則無料。あと、宅配ならその時間に家にいなきゃいけないけれど、「窓口」なら取り扱う時間や日にちに余裕がある。忙しい人とか便利。・・・とか。うーん、どうだろ。
  
中学校区基準で図書館設置したいなら、それこそ小学校や中学校を窓口指定したり。スペース借りるにしても、一部屋ですむし。深夜でも利用できるコンビニ指定は課金サービスとか。
実際建てるとお金かかるから、お金をかけずに済む方法がないかなあと思っただけなのです。
以上。終わり。
そしてやっぱりブラームスが弾きたくなったのでした。あああ
  
  
今日のBGM

ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレ

ブラームス:交響曲第1番~のだめカンタービレ

若いからか千秋真一だからか、ブラ1なのに軽やかで楽しい。(1楽章とか)だけど4楽章は、真澄ちゃんのためのティンパニ特別verらしくて、やっぱり圧巻。ブックレットはもちろん音楽評論家の佐久間学による耽美な詩篇解説。徹底的になりきってて、結局本物の指揮者が誰かも分からないという
  

*1:ブラームスの1番の意。いかがわしいものではない。ちなみに、ブラームス交響曲の最初の1曲目を書くのに約20年もかかっていて(ベト9のプレッシャーともいわれる)、春にたった一ヶ月で書き上げたシューマンの1番をやった次にブラ1をやるのはもはやネタ。らしい。

*2:うちのブラウザではなんだかうまく開けませんでした。ちなみに「新しい時代を切り開く生涯学習の振興方策について」「政府の図書館政策の動向と日本図書館協会の対応」こちらもうまくひらけなかった。日本図書館協会の答申に対する意見は他にも個人的に突っ込みたいところが多い。

*3:調べたわけではないけれど