職業としての司書

民間委託された図書館 : 武蔵野市議 川名ゆうじ blog


偶然発見した記事ですが、こういうのが公共図書館の現状なんだなぁ…
司書資格の飽和というのは、つまりこういうことなんだと思います。
図書館で働くことは、立派に家族を養えるようなちゃんとした職業ではないのでしょうか?
だって同じ能力でも、賃金が低くても請け負う所があるんですし、そうならそちらに任せた方が役所にとっても嬉しいですし。

…やっぱりこういう現象が起こるのは、司書という仕事にそれほどの価値が認められていないからだと思います。
それこそ、そこらへんのコンビニの職員と変わらない。
なおのこと悪いのは、そんな低賃金でも供給の少ない司書の仕事ですから進んでやろうという人がいっぱいいることです。
コンビニで働くより好きな本に関わってお金もらう方が楽しいでしょうし
でもそうすると、低賃金化が止まらない。嘱託でも非常勤でも、という人がわんさかいるこの状態も問題なのでしょうね。


…なんだか打開策がないような気がしてきたなぁ
やっぱり、きっぱり分けちゃう方がすっきりすると思うんですけどね。
非常勤や嘱託の人の業務と、正規雇用でないとできない業務。
例えば配架や補修などの、その業務に関する知識があればできるもの。
それに対して、選書や地域間の連結、図書館を中心に行う生涯教育のマネジメントなど、ある程度その地域に根ざした経験が必要なもの。
やっぱりそういったものは、正規雇用の人が長い目で築かないといけないと思いますし


最後の砦、みたいなのを作らないと、この衰退は止まらないと思うんですけど…そうすると差別だと責められる。
難しいなぁ…