図書館情報大学、のその後


図書館大学校の消滅 - 古本おもしろがりずむ:一名・書物蔵

2005年の記事だけど、とても面白い。
…というか、図書館学やってる人はみんな読んでて、時代遅れなんだろうけれど、一応。

面白くて、でもこの過去ログ全部読むには時間が…
考えもまとめられないし、本当、8/2が終わるまでは何もできないなぁ。

 

ちょっとだけ。。
全員が図書館員にならないのは、なれなかったからではないだろうか。
そこを卒業したからといって、就職で有利に扱ってもらえるわけでもなかった。公務員だからツテもない。
これがそもそもの間違いだと思う。
専門職というのは、その技能を身につけないとできない仕事であって、
図書館職員養成所などがあったころは、きっとそこに行かなければ司書にはなれなかったのではないだろうか。
(確認していないから分からないけれど)
でも1950年(ごろでなかったかと思う)に図書館法ができて、いろいろ制定されて、今司書資格は他大学の講習で取ることが出来る。
その結果、社会には何万人もの資格取得者がいる。

何万人もが技能を有している職業を、果たして専門職と呼べるのか?


専門課程で高度な学問を学んだって、それは資格さえ取れれば自身に全く還元されないのだ。
だって家を出て一人でこんなとこまで来て、勉強して豊富な知識を持っていても、司書の採用試験の際のスタートラインはどこも同じ。
どこかの本で、司書として必要なのは知識よりも経験、て書いてたし。(非専門職的な感じだけど)
加えてパートや非常勤の方が好まれる。技能より低賃金。つまり余暇をもてあます主婦の仕事、というイメージ。
他にもこういう偉いとこでなんやかんや議論してても、末端の公共図書館では何も変わらないとかね。
受験のために必死に数学や化学を学んでも、受験さえ終わったら何の意味もなくなるあのむなさしさに似ているね。

だから私は、図書館情報学の発展や、専門課程に意味を持たせるのなら、まずこの司書制度の改善が真っ先に必要だと、思うんだけどな。
だからこんな偏狭の地まで家族も一番大切にしなきゃいけない人も残して出てきたわけで(笑)



もっとちゃんと勉強して、もっとちゃんと持論を展開できるようになりたいなぁ。
それには時間が足りないけれど…