長野県駒ヶ根市立図書館と駒ヶ岳の空

長野県駒ヶ根市に免許合宿にきてちょうど1週間になります。
勉強と実習以外は快適な生活にも慣れ、なんとか中間試験に当たる修了検定も終えることができました。(合否発表はまだですが!)
検定が終わった後、少し時間ができたので、自転車を借りて長野県駒ヶ根市立図書館を見てきました。


駒ヶ根総合文化センターには、図書館の他に市民ホール、博物館、カフェも入っています。博物館には、近隣の遺跡から出土した縄文土器弥生土器が展示してありました。



入り口脇の広報物置き場には、SaveMLAKのむらっくくんが
広報物と一緒に、図書館への意見への回答を集めたファイルが設置してありました。利用者の要望に対し、合理的かつ丁寧に回答しており、中国語でも!対応していて、非常に親切な印象を受けました。

図書館はそこまで広くないものの、綺麗で新しい資料も豊富にそろっており、小さいながらに利用しやすい図書館に見えます。展示コーナーでも、テーマに沿ったたくさんの資料が展示してありました。
(※以下の写真は、全て職員の方に許可を受けて撮影しております)
  


展示のメインテーマは長野県が舞台の本。「神様のカルテ」や「模倣犯」も、長野県が舞台だったんですね。
  


サブテーマは日本の名峰。山にまつわる写真集や資料が豊富にそろえられています。
  


また、カウンター横には日本の映画の原作本がこれでもかと集められていました。その数、ざっと100冊以上。
映画化した本なら、聴いたことのあるタイトルに利用者の方が興味を持ちやすいですし、カウンター横に置いてあることで、本を借りにきたついでに手にとってもらいやすくなります。スーパーのレジ横に小さなお菓子やガムが置いてあるのと同じですね。なるほど、と思いました。
  


地方の市町村立図書館、といえば郷土史ですよね!
わくわくしながら見てみると、期待通りにたくさんの資料が。

この本棚も全部郷土史です。郷土史十進分類法とは別の独自の分類法を使用しており、地域や著名人などのテーマ別に並べてありました。
  


地域の方が集めた本をまとまって寄贈を受けて、文庫として収蔵しているようです。これも地方ならでは(?)
  

レンタル自転車の都合で一時間ほどしか滞在できませんでしたが、読みたい本も多く、使いやすそうなとても素敵な図書館でした。持ち込みパソコン用の机が有り、LANはなくても、電源が用意されていたのも便利です。
長野県駒ヶ根市は、駒ヶ岳などアルプスの山々に囲まれて、豊かな自然の魅力たっぷりの場所なんですね。1週間ほど山の自然に囲まれて馴染んだ後に、図書館で「岳」を読んだりすると、より一層山の魅力にとりつかれそうでした。

岳 (1) (ビッグコミックス)

岳 (1) (ビッグコミックス)

  

市外の方でも利用できるそうなので、図書館を使えば免許合宿の自由時間も有効活用できそうですね!
(自分は本を借りてしまうと持ち込んだ作業ができなくなりそうなので、我慢しましたが・・・)
  
  

駒ヶ根の自然


本当に、すごく風景が綺麗です。
元々山の傍で育ったので、山に囲まれた風景には馴染みがあるのですが、それ以上に駒ヶ根の自然は素敵でした。この1週間、抜けるような青空の晴天が続いたおかげでもあります。
朝方の日が昇ったばかりの空、真昼間の日射しを浴びてコントラストを強くした空と山、きらきら光る清流の水面、そして特に素晴らしいのが、山の向こうに日が消えた後、だんだんと変わっていく空の色。
いつ、どこからみても、それぞれ違った表情を見せる山が本当に綺麗で、ああいつかこういう自然の中で暮らしたいなあと思ったのでした。
  


夕暮れの後
  


神々しい
  

抜けるような青空
  

ちょっと日射しが強かったですが、川に足を浸して、せせらぎを聴きながら読書をしてみたり。これがすごく気持ちいい


  

図書館に行ったついでに寄った酒屋さん。
大きな蔵は昔蚕を育てていたところで、今だと坪単価何百万という素材を使って作った蔵なのだとか。梁の数も普通の倍以上あり、落とし込んで作っている壁も、天井も、何百年単位の建物とは思えないくらいしっかりした造りでした。
製糸業の大暴落があって廃業した後、紆余曲折を経て今は酒屋さんをやっているのだそうです。


店長さん。長野のお酒も、街や屋敷の話も親切に教えてくださり、駒ヶ根の歴史に触れることができました。

ちなみに、駒ヶ根で生産されている日本酒は信濃鶴というそうです。飲み屋さんで見つけたら、ぜひ飲んでみてください。





試験、受かってるといいな!